高級賃貸住宅市場の動向

高級賃貸住宅市場の規模は2007年位をピークとして漸減傾向を見せていると言われています。

特に、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響を受けて、これまで高額の賃貸住宅のお得意様であった外国人居住者が大量に退居してしまい、空室が目立つようになりました。放射能被害に対する不安が完全に払拭されない限り、以前のような数の外国人入居者は望むことが難しいのが実情です。

最近では、外国大使館職員や海外企業の日本駐在員などだけではなく、日本人の中にも高級賃貸住宅への入居を希望する人が多くなってきており、ここ数年は日本人をターゲットとした賃貸物件も数多く供給されるようになってきました。

しかし、全体的に見ればそのような資力を有している日本人は、ごく一部の限られた層だけですので、外国人利用者の大量退去は不動産業界にとって大きな痛手となっています。

放射能や地震に対する不安から、日本からは完全撤退してしまった企業も少なくありませんので、不動産会社としても、何らかの対抗策を取らざるを得なくなってきています。

具体的には、外国人向けの作りになっていた賃貸マンションに大規模なリノベーションを施して日本人仕様に作り変え、分譲マンションや日本人向け高級賃貸マンションとして市場に出すケースがよく見られます。

なぜ大掛かりなリノベーションが必要になるのか

bed欧米人と一般的な日本人との間にはライフスタイルに大きな違いがあるためです。欧米人は家に友人や知人を招いてホームパーティを行なうのが当たり前になっていますが、日本人にその習慣は定着していません。

なので、欧米人には必要なプライベート用とパブリック用の2つのキッチンとリビングは、日本人には無用の長物となってしまいます。そこで、リノベーションによって日本人向けに直されるケースが増加しています。

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